業務用フライヤーとは?
飲食店のメニューでは、唐揚げ、とんかつ、エビフライなどの様々な揚げ物が提供されていますが、そんな揚げ物を調理するのにとても役立つのが業務用フライヤーです。今回はその業務用フライヤーについてご紹介をいたします。
また不要となり売却したい場合などに、どのような点が買い取り時の査定に影響するのかなどについても併せてご紹介をいたします。
飲食店のメニューでは、唐揚げ、とんかつ、エビフライなどの様々な揚げ物が提供されていますが、そんな揚げ物を調理するのにとても役立つのが業務用フライヤーです。今回はその業務用フライヤーについてご紹介をいたします。
また不要となり売却したい場合などに、どのような点が買い取り時の査定に影響するのかなどについても併せてご紹介をいたします。
揚げ物を作るだけなら天ぷら鍋を使えばよいのですが、常に温度管理に気を遣う必要があることや、高温の油を扱うために取り扱いには十分に注意する必要があるなど、飲食店の業務として使用するにはハードルが高く、大量調理することも天ぷら鍋のサイズ的には不向きです。それらの問題を解決し、簡単に大量調理することを可能としているのが業務用フライヤーです。
業務として使用するために搭載されている機能をご紹介いたします。
天ぷら鍋での温度管理をおこなうためには温度計を見ながらの作業となり、温度が下がりすぎれば火力を強めて上がりすぎれば火力を弱めなければならず、目を離すこともできないためにとても手間がかかります。業務用フライヤーではダイヤルやパネル操作による温度設定が可能で、油温が設定した温度に到達するとその温度を自動的に保持し続けるため、油温に応じた火力の調整が不要となり、新人のアルバイトでも適切なマニュアルさえ用意すればすぐに調理作業を任せられます。
通常は設定温度に保たれる油温ですが、何らかの原因で温度調整が機能しなくなり加熱が続けられることで、油が発火する温度に達してしまう可能性があります。そのような可能性を考慮し、業務用フライヤーには温度調整のためのセンサーとは別にハイリミットと呼ばれる油温の上昇を検知する機構が搭載されていて、油温が一定の温度以上になると強制的に加熱を停止させてしまいます。他にも、空焚き防止やガスフライヤーでの炎の立ち消え時の自動ガス遮断機構が搭載されているものがあるなど万が一の事態が考慮されているので、天ぷら鍋での調理と比べるととても事故が起こりづらい作りをしています。
揚げ物を多く提供する飲食店では、一般家庭とは違い大量に揚げ物を調理する必要がありますが、天ぷら鍋ではサイズがそれほど大きくないので一度で大量に調理することができず少量で繰り返し揚げ続ける必要があり時間と手間がかかります。業務用フライヤーは揚げ物を調理する油槽が大きいものが用意されているので、揚げ物の大量調理にかける時間と手間が少なくなります。
業務用フライヤーでは大まかに加熱方式と設置タイプで分類できるので、それぞれの特徴を説明します。
油槽の内部に設置されたヒートパイプを加熱することで油槽内の油に熱が伝わる仕組みとなっています。ヒートパイプの加熱方式は主に下記の3種類です。
簡単にまとめると、
一般的な飲食店で使用されている業務用フライヤーの設置タイプは下記の2種類です。
油の劣化を抑えたり揚げの質を良くしたりするために、油に電波振動を与えるものや、油の層の下に冷たい水の層を設ける等の特殊なフライヤーが存在します。これらのフライヤーを使用して実際に効果があったとの声も多くありますが、油、食材、纏わせる衣、使い方等は店によって異なるため、実際に使ってみたら期待していた程の効果がなかったという可能性も考えられます。製品によっては貸し出しをしている場合もあるので、導入前に試験運用して効果を実感してみると良いでしょう。
せっかく購入した厨房機器はやはり長く使い続けたいところ。お手入れをすることで長持ちしますので、そのポイントをご紹介いたします。
油槽は毎日必ず一度は業務終了後などのタイミングで清掃してください。手間のかかる作業ですが、油槽の清掃を怠るとフライヤーの寿命を縮めるだけでなく油の劣化を促進することになり、お客様に提供する料理のクオリティ低下にも繋がります。
排気のあるガスフライヤーでは、排気口に油汚れが付着していると高熱の排気によって火災の原因となる可能性があります。油槽の清掃と合わせて中性洗剤を染み込ませた布巾で排気口付近の汚れを拭き取りましょう。
中古厨房機器を取り扱うミツギ厨機が買い取りの際に注目するポイントをご紹介いたします。ご紹介する点の状態が良ければ査定時の評価が高くなります。
大きな傷、へこみ、錆などがあるとマイナス査定となってしまいます。汚れが目立つのもマイナス査定となってしまうので査定の前に掃除しておくと良いでしょう。
フライヤーには油缶、仕切り板、仕切り網、すくい網など多くの付属品があり、それらが不足しているとマイナス査定となりますので、しっかりと残しておきましょう。
揚げ物を取り扱う飲食店では必須とも言える業務用フライヤーについてご紹介をいたしました。本記事がこれからフライヤーを購入する方などへのご参考になれば幸いです。
また、ミツギ厨機では中古厨房機器の買い取りを随時おこなっておりますので、売却をご検討の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
ミツギ厨機現代表。中古厨房機器の買取や販売に以上に亘って携わっており、その中で培ってきた知識や経験に基づいた厨房機器に関するお役立ち情報を発信してまいります。